「やりたいことがない」「自分に向いてる仕事がわからない」。
──そんな不安、抱えたことありませんか。
私もずっと、その言葉に追われてました。
“やりたいことを見つけなきゃ”って、呪文みたいに。
でも、冷静に考えるとおかしいですよね。
まだ経験も浅いのに、「一生をかけたいこと」を選べって、無茶な話です。
大学の頃、周りは就活をどんどん進めていくのに、私は立ち止まったまま。
「このままでいいのかな」って焦って、
SNSを見れば「夢を叶えました」って人ばかりが目につく。
でも後から気づいたんです。
最初から明確な“やりたいこと”がある人なんて、ほんの一握りだって。
多くの人は、手探りで始めて、途中で気づく。
「これ、意外と好きかも」って。
“情熱”は、最初にあるんじゃなくて、積み上げた経験の中から生まれるんです。
私が最初に就いた仕事も、正直ピンときてませんでした。
「とりあえず」で選んだだけ。
でも、その中で覚えたスキルや、出会った人たちが、今の私を支えてる。
思えば、あの“とりあえず”がなかったら、今の私はいなかった。
失敗も、迷いも、全部道の一部。
だから今は、「これしかない!」って一本の矢を放つより、
複数の可能性を並走させるほうが性に合ってる。
完璧じゃなくていい。
今日できることを、ひとつだけでも動かす。
その繰り返しが、気づけば“自分だけのやりたいこと”になってる。
いまモヤモヤしてるあなたも、それでいい。
そのモヤモヤは、まだ真っ白なキャンバスみたいなもの。
失敗を恐れず、まずは小さな一歩を描いてみてください。
たとえば、誰かに少し感謝された瞬間とか。
「あ、今の悪くなかったな」って思えた瞬間。
それが、次の一歩を動かす燃料になる。
“やりたいこと”って、見つけるものじゃなく、育てていくもの。
正解を探すより、今日をひとつ動かす。
その積み重ねが、いつか振り返った時に、
「あ、これが私の道だったんだ」って気づかせてくれる。

