検索窓に「女風」と打ち込んで、そのあと少し迷って、「50代」とか「60代」とか付け足した。
そういう経緯でここにたどり着いた方に向けて書いています。
たぶん、まだ誰にも言っていないと思います。
私は青といいます。
露花というお店で、女性用風俗のセラピストをしています。
40代です。
この記事では、年齢のことだけを書きます。
サービスの説明も、料金の話も出てきません。
「この歳で使っていいのか」という一点だけに答えます。
遅くありません。
そして、あなたが思っているより、ずっと多いです。
私のところに来てくださる方で、いちばん人数が多い年代は50代です。
「この歳で」と打って、消した夜のこと
最初に予約をくださる方の多くは、いきなり連絡をくれるわけではありません。
何ヶ月も調べていて、何度もページを開いて、閉じています。
そのあいだ、頭のなかで繰り返されている言葉は、だいたい同じです。
こんな歳で、恥ずかしくないだろうか。
向こうも、内心では嫌なのではないか。
若い人と比べられて、がっかりされるのではないか。
実際に、初回のご連絡でこう書いてくださる方がいます。
「不快な思いをさせてしまったらすみません」と。
まだ何も始まっていないのに、謝ってくださるのです。
その一文を読むたびに、私は少し胸が痛みます。
その方がこれまで、どれだけ長く自分を後回しにしてきたのかが、そこに全部出ているからです。
自分が何かを望むことそのものに、許可がいると思っている。
だから、この記事の目的は説得ではありません。
年齢のことで自分を責めるのを、いったんやめてもらうことです。
63歳の方が、はじめて予約をくださった日
プライバシーに配慮して、細部は変えて書きます。
それでも、この方のことは書かせてほしいと思いました。
最初のご連絡は、深夜の2時過ぎでした。
長い文章でした。
ご自身の年齢を先に書いて、そのあとに「それでも大丈夫でしょうか」と続いていました。
ご主人を亡くされて、7年経つと書いてありました。
お子さんはすでに独立されていて、日中は誰とも話さない日があるとも。
そして最後に、こう書かれていました。
「人に触れられるのが、どんな感じだったか思い出せません」
お会いした日、待ち合わせ場所に立っていらしたその方は、髪をきれいに整えていらっしゃいました。
そのために美容院に行ってきた、とあとで教えてくださいました。
緊張で、前の晩はほとんど眠れなかったそうです。
最初の1時間は、ほとんど世間話でした。
ご主人と行った旅行の話。
お子さんが小さかった頃の話。
途中で、こちらが何も言っていないのに「ごめんなさいね、こんな話ばかり」と謝られました。
帰り際に、その方が言った言葉を覚えています。
「今日、名前で呼ばれたのが久しぶりでした」
お母さん、おばあちゃん、奥さん。
そう呼ばれることはあっても、ご自分の名前で呼ばれる機会は、もう何年もなかったそうです。
このお話をここに書いているのは、感動的な話として消費してほしいからではありません。
あなたが心配していることと、実際に起きることが、たぶんズレているとお伝えしたいからです。
この方が心配していたのは、年齢のことでした。
でも、実際にその日いちばん大きかったのは、名前で呼ばれたことでした。
体のことでも、若さのことでもありませんでした。
いちばん多いのは、50代です
気持ちの話だけでは足りないと思うので、数字も書きます。
私のところに継続して来てくださっている方の年代を並べると、こうなります。
- 50代が、およそ4割
- 40代が、およそ3割
- 残りを、30代と60代以上の方で分けている
つまり、50代の方はマイノリティではありません。
むしろ中心です。
これは私の実感ではなく、予約表を数えた結果です。
不思議に思われるかもしれません。
でも、考えてみると理由ははっきりしています。
20代や30代の女性には、まだ人と出会う機会が残っています。
50代、60代になると、その機会が急に減ります。
お子さんが手を離れ、ご主人との会話は業務連絡になり、友人と会っても健康の話ばかりになる。
誰かに触れられることも、名前で呼ばれることも、日常から静かに消えていきます。
この年代の方が女風を検索するのは、特殊なことではありません。
むしろ、いちばん切実にその機会を失っている年代だからです。
体のことを気にしていらっしゃる方へ
年齢の心配は、たいてい体の心配とセットになっています。
だからここも、隠さずに書きます。
たるんでいる。
シミがある。
手術の痕がある。
昔とは全然違う。
そう思っていらっしゃると思います。
私の前に来てくださる方の、ほぼ全員がそう思っていらっしゃいます。
年代を問わずです。
20代の方も、同じことを気にしていらっしゃいます。
ずっと明かりを消したままにしたい、とおっしゃる方。
タオルを離さない方。
「ここだけは見ないでほしい」と、先に伝えてくださる方。
それで構いません。
明かりは消したままでいいですし、タオルもそのままで大丈夫です。
見ないでほしいと言われた場所は、見ません。
私がこの仕事で受け取っているのは、体の状態ではありません。
その体を、見せてもいいと思ってもらえたことのほうです。
何年も誰にも預けていなかったものを、その日、預けてもらっている。
そちらのほうが、こちらにとってはずっと重い出来事です。
「もうそういう気持ちはない」とおっしゃる方へ
50代、60代の方から、よくこう言われます。
「更年期を過ぎて、そういう気持ちはもうないんです」
「だから私みたいな人間が行っても、意味がないと思って」
でも、そうおっしゃる方が、なぜこのページを開いているのでしょうか。
私は、なくなったのではないと思っています。
欲しいものが、変わっただけではないでしょうか。
若い頃に欲しかったものと、いま欲しいものは違って当然です。
いま多くの方が求めていらっしゃるのは、もっと静かなものです。
手を握られること。
話を最後まで聞かれること。
背中に手が置かれたまま、しばらく黙っていられること。
これは、性的な欲求が消えたということではありません。
形を変えて、まだそこにあるということです。
そしてそれは、恥ずかしいことでも、みっともないことでもありません。
なぜ、40代の私をおすすめするのか
女風には、20代前半のセラピストもたくさんいます。
若い方を選ぶのが悪いとは、まったく思いません。
ただ、50代・60代の方に関しては、年齢が近いほうがいいと私は考えています。
説明しなくていいことが、多いからです
私は40代です。
親の介護が現実の話として始まっている年代です。
体力が落ちてきたことも、疲れが翌日に残るようになったことも、実感としてわかります。
だから、そういう話をされたときに、こちらが想像で受け答えする必要がありません。
「大変ですね」ではなく、「うちもです」と返せます。
この差は、思っている以上に大きいです。
同じ音楽を聴いてきた世代だからです
私は90年代のヴィジュアル系バンドを聴いて育ちました。
いまも、その頃の曲をピアノで弾いています。
だから、同じ時代の話が通じます。
その頃どんな音楽を聴いていたか、どんなドラマを観ていたか。
そういう話を、注釈なしでできる相手というのは、実は貴重です。
20歳の子に「バブルの頃は」と説明するのは、それだけで疲れます。
急がないからです
これがいちばん大きいかもしれません。
私は月に数日しか現場に立っていません。
本数をこなす働き方をしていないので、1回のお時間を急ぐ理由がありません。
最初の1時間、世間話だけで終わっても構いません。
何もしないまま終わっても、私のほうは何とも思いません。
そういう時間の使い方ができるのは、40代で、月数日で、というこの働き方だからです。
それでも、まだ迷っていらっしゃると思います
ここまで読んでも、たぶんすぐには決められないと思います。
それでいいと思っています。
決めるのに何ヶ月かかっても、誰も困りません。
ただ、迷いの正体が「年齢」だとしたら、そこは外していただいて大丈夫です。
年齢を理由にお断りすることはありませんし、内心で何かを思うこともありません。
私が見ているのは、その日会いに来てくださった、その方だけです。
もし迷いの正体が「何をするのか分からないこと」なら、それは調べれば解決します。
当日の流れは、最初から最後まで全部書いてあります。
読んでから決めていただいて、まったく問題ありません。
そして、予約をしなくても構いません。
「まだ決めていないのですが」という前置きのご連絡を、私はいちばん多く受け取っています。
聞きたいことだけ聞いて、そのまま何年も来られない方もいらっしゃいます。
それも普通のことです。
最後に
冒頭の63歳の方は、その後も何度か会いに来てくださっています。
はじめてのご連絡から半年ほど経った頃に、こんなことをおっしゃいました。
あの日予約するまでに、3年かかりました。
でも、3年悩んでよかったとは思っていません。
もっと早く来ればよかった、と思っています。
これを読んで、すぐに動いてくださいとは申しません。
ただ、迷っている理由が年齢だけなら、その理由はもう手放していただいていいと思います。
それだけを、この記事でお伝えしたかったです。
まだ決めていない段階で、大丈夫です。
聞きたいことだけを聞いて、そのまま閉じていただいて構いません。
予約の意思がなくてもご連絡いただけますし、こちらから催促することもありません。
※記事内のエピソードは、ご本人が特定されないよう年齢・状況・時期などの細部を変更して書いています。
※年代の割合は、ある時点での私の予約状況をもとにした数字です。時期によって変動します。

