こんにちは、女性用風俗セラピストの青です。女風セラピスト歴は約3年です。
開発という言葉を聞くと、どうしても技術の話に見えやすいです。
どこをどうするのか。
どれくらい変わるのか。
感じやすくなるのか。
たぶん検索する人の多くも、最初はそこが気になるのだと思います。
でも、女風の開発という言葉をこのシリーズで眺めてきて、わたしが何度も立ち止まるのは、技術そのものより前の場所です。
ここはイヤ。
今日はそこまで進みたくない。
その言い方だと少し緊張する。
まだ分からないから、いったん止まりたい。
そういう言葉を、ちゃんと置けるかどうか。
開発で大事なのは、うまいかどうかだけではないのだと思います。
むしろ、その前にある対話のほうが、ずっと大きい。
イヤと言うのは、空気を壊すことではない
女風に限らず、誰かに何かをしてもらう場面で、イヤと言うのが苦手な人は多い気がします。
美容室で、前髪をもう少しだけ切ってほしいのに言えない。
飲食店で、本当は苦手なものが入っているのに黙って食べる。
マッサージで、少し痛いのに我慢してしまう。
そういう小さな我慢は、日常の中にもあります。
まして身体のことや、性に近いことになると、もっと言いにくくなる人がいても不思議ではありません。
相手に悪いかな。
面倒な人だと思われるかな。
ここで止めたら、場の空気が変になるかな。
そんなふうに考えて、少しだけ自分を後回しにしてしまう。
でも、女風の開発という話においては、その少しだけが積み重なると、とても大きくなります。
身体は黙っているように見えても、心のほうではちゃんと覚えていることがあるからです。
イヤと言うことは、相手を否定することではありません。
自分の境界線を知らせることです。
今の自分の位置を、言葉にして置くことです。
それは空気を壊すための言葉ではなく、安心して同じ場にいるための言葉なのだと思います。
露花では、サービスの線引きや触れる範囲についても、曖昧にしないことを大事にしています。
身体の境界線について考える入口として、どこまで触れるのか、どこから先は扱わないのかを整理した話があります(露花)。
線があるから冷たい、ということではありません。
線があるから、安心できることもあります。
開発という言葉の前に、あなたの境界線がある
開発という言葉には、前に進むイメージがつきまといます。
できなかったことができるようになる。
感じなかったところが感じるようになる。
知らなかった感覚に出会う。
そう聞くと、どうしても成長や成果の話に見えてしまうことがあります。
でも、身体のことは、まっすぐ進めばいい話ばかりではありません。
今日は近づけるけれど、明日は近づきたくない。
言葉では大丈夫と言ったけれど、身体は少し固まっている。
頭では興味があるのに、心のどこかが待ってほしがっている。
そういう揺れがあっても、おかしくありません。
むしろ、その揺れを無視して進めることのほうが、わたしは慎重に見ています。
開発は、何かを突破するためのものではない。
少なくとも、このシリーズではそういうふうに扱いたくありません。
あなたの中にある、ここまではいい、ここからはまだ待ちたい、という感覚。
その境界線を置いたまま、話をしていい。
その線は、途中で変わってもいいと思います。
最初は大丈夫だと思っていたことが、途中で違うと分かることもあります。
反対に、最初は距離を置いていたことに、あとから少しだけ関心が出ることもある。
その変化を、誰かに急かされて決める必要はありません。
わたしは青のnoteでも、嫌だったらやめてが通じる場所について書いたことがあります。
現場の言葉としてもう少し近く読みたい人には、嫌だったらやめてが通じる場所、という話があります(青note)。
このシリーズでは手技や具体的な進め方には触れません。
ただ、ひとつだけ言えるとしたら、言葉が通じることは大事です。
開発という言葉より先に、あなたのイヤがちゃんと聞かれること。
その順番は、逆にしないほうがいい。
上手な人より、急かさない人
セラピストを選ぶとき、技術が気になるのは自然なことです。
経験があるのか。
知識があるのか。
安心して任せられるのか。
そういう視点は、もちろんあっていいと思います。
でも、開発というテーマで考えるなら、わたしはもうひとつ別の見方も持っていてほしいです。
その人は、あなたの言葉を待てる人か。
あなたが迷っている時間を、急かさずに置いておける人か。
イヤと言ったときに、不機嫌にならない人か。
ここは、とても地味です。
プロフィールを一瞬見ただけでは、分かりにくいこともあります。
けれど、地味なところほど大事だったりします。
たとえば、予約の前のやりとり。
説明の仕方。
できることとできないことの伝え方。
あなたの不安に対して、すぐに説得しようとしないかどうか。
そういう小さなところに、その人の距離感が出ることがあります。
安心感は、甘い言葉だけで作られるものではありません。
確認すること。
待つこと。
断られても態度を変えないこと。
触れない選択も、その場に置いておけること。
そういう積み重ねのほうが、たぶん長く残ります。
もし、触れ方や距離の取り方をもう少し現場寄りの言葉で読みたいなら、安心感の作り方について書いた青noteの記事(青note)もあります。
ただ、読まなくても大丈夫です。
今ここで覚えておいてほしいのは、ひとつだけです。
開発をお願いするなら、うまい人かどうかだけで決めなくていい。
あなたのイヤを、ちゃんとイヤとして扱える人か。
そこを見てもいいのだと思います。
言葉にできない日があってもいい
ここはイヤと言っていい。
そう書くと、言える人だけが正しいように聞こえるかもしれません。
でも、そうではありません。
本当に緊張しているとき、人はきれいに言葉にできないことがあります。
何がイヤなのか分からない。
止めたいのか、少し待ちたいだけなのか、自分でも判断できない。
平気な顔をしているのに、あとから疲れが出る。
そういうこともあると思います。
だからこそ、対話は一回の確認で終わるものではありません。
最初に聞いたからもう大丈夫、ではない。
同意は、最初のサインだけで固定されるものではない。
途中で変わっていい。
言い直していい。
やっぱり今日はここまで、と戻っていい。
この戻るという感覚が、意外と大事です。
前に進むことだけが、開発ではありません。
止まることも、戻ることも、自分の身体を知る時間に含まれているのだと思います。
そして、そういう時間を持てたあとで、ようやくペースの話が出てきます。
一度で変わらなきゃいけないわけではない。
すぐに結果を出さなくてもいい。
この続きは、1回で変わるわけじゃない、開発を焦らないという話で、もう少し静かに眺めてみます。
言葉にできる日もある。
できない日もある。
そのどちらの日のあなたも、置いていかれなくていい。
ここまで読んでくれて、ありがとうございました。
これはあくまで「こんな開発もあるらしい」という案内の話です。
やるか、やらないか、知るだけにしておくか。それを決めるのは、いつでもあなたです。
もし、急かされずに相談できる人を探しているなら、
わたしのことを、少しだけ覗いてみてください。
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