「感度が低い」は本当?女風の感度開発を体質だけで片づけたくなかった

「感度が低い」は本当?女風の感度開発を体質だけで片づけたくなかった

「私、感度が低いんだと思う」

この言葉を見たとき、少しだけ胸が詰まりました。

誰かに言われたのかもしれないし、自分でそう決めたのかもしれない。

比べるものなんて本当はないはずなのに、いつの間にか「普通はもっと感じるものなんじゃないか」と思ってしまう。

女風の世界にある「感度開発」という言葉を知ったとき、私は最初、また少し身構えました。

開発。

やっぱりこの言葉は、強い。
足りないものを直す、とか、鈍い身体を変える、とか。
そんなふうに聞こえてしまう瞬間がある。

でも、少しずつ調べたりしているうちに、私の中でその言葉の輪郭が変わってきました。

「感度が低い」という一言で片づける前に、見落としているものがあるのかもしれない。

そんな話です。

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目次

「感じない私」が悪い、にすぐ行ってしまう

感度の話は、どうしてこんなに自分責めに近いんだろう。

  • 「感じにくい」
  • 「濡れにくい」
  • 「中でイケない」
  • 「何が気持ちいいのかわからない」

そういう言葉を見ていると、どれも本当は身体の話なのに、いつの間にか人格の話みたいになってしまう気がします。

私が鈍いから。
私が女として足りないから。
私がちゃんと反応できないから。

そんなふうに。

でも、感度って本当に、体質だけの話なんでしょうか。

もちろん体質はあると思います。

年齢やホルモン、疲れ、薬、体調、過去の経験。そういうものが身体に影響することはあるはずです。

ただ、それだけで全部を決めつけてしまうのは、少し乱暴なのかもしれない。

たとえば、すごく緊張しているとき。
相手にどう思われるか気になっているとき。
痛かったらどうしよう、変な反応をしたらどうしよう、と頭の中が忙しいとき。

身体は、たぶんそんなに簡単にゆるまない。

私はマッサージでもそうです。

「力を抜いてください」と言われるほど、抜き方がわからなくなる。
美容室のシャンプー台で首を預けるのすら、妙に下手です。

あれ、私だけでしょうか。

首を預けていいと言われているのに、なぜか自分で少し支えてしまう。
相手の手に全部任せることが、意外と難しい。

性的な場面なら、なおさらだと思うのです。

感度開発は「鈍い身体を直す」話ではないのかもしれない

女風でいう感度開発という言葉を見たとき、私は最初、少し怖かったです。

感じない身体を、感じる身体に変える。
そう言われているみたいで。

身体をどうにかする前に、安心できるか。
緊張していることに気づけるか。
「ここは苦手」と言っても、空気が壊れないと思えるか。

そういう土台のほうが、ずっと大きいのかもしれない。

ただ刺激の強さを足す話ではなく、身体の緊張やこわばりを見ているのだと知ったからです。

安心している身体と、警戒している身体。
眠れている日の身体と、寝不足の日の身体。
好きだと思える相手の前にいる身体と、評価されている気がする場にいる身体。

それが同じ反応をするとは、あまり思えない。

なのに私たちは、感じないとすぐに「私の感度が低いんだ」と言ってしまう。

その言葉は、便利です。
原因をひとつにできるから。

でも少し、寂しい言葉でもある。

「欲しいもの」が変わることもある

感度が低い、という悩みの中には、年齢の話も混ざっている気がします。

前はこうだったのに。
昔はもっと欲しかったのに。
最近、何が気持ちいいのかわからない。

そういう変化を、衰えとか、終わりとか、劣化みたいな言葉で受け止めてしまう人もいるのかもしれません。

私も、年齢に関する言葉には少し敏感です。

若い頃と同じではない。
それは当たり前のことのはずなのに、なぜか負けたような気持ちになる。

感じ方が変わることを「欲しいものが変わっただけ」と見つめたnoteがあります(青note)

欲しくない日がある。
触れられたい場所が変わる。
強さより、距離や呼吸のほうが気になる。
興奮より、安心のほうが先にほしい。

それは「感度が落ちた」というより、身体が別の言葉を話し始めただけなのかもしれない。

もちろん、そんなふうに綺麗に言える日ばかりではないです。
不安になる日もあるし、比べて落ち込む夜もある。

でも、変化をすぐに欠陥として扱わなくてもいいのだと思えたら、少しだけ息ができる。

「中イキできない」と感度の話は、たぶん近くにある

前の記事で、Gスポットやポルチオ、中イキの話に触れました。

正直、あのあたりの言葉は圧が強いです。
検索すると、できる、できない、成功、失敗、みたいな空気にすぐ包まれる。

できない自分は遅れているのか。
相手をがっかりさせているのか。
身体に問題があるのか。

そんなふうに考えてしまう人もいると思います。

でも私は、あの話と感度開発の話はつながっている気がしています。

「中でイケない」ことを、すぐに「感度が低い」と結びつけてしまう。
「反応が薄い」ことを、すぐに「開発が足りない」と思ってしまう。

でも、そこにはたぶん、正解を求めすぎている苦しさがある。

身体の反応を、試験の点数みたいに扱うと、どうしてもつらくなる。
できた、できない。
上がった、下がった。
合格、不合格。

そんなふうに見られたら、身体だって固まってしまいそうです。

もしまだ読んでいなければ、ひとつ前の回でその圧のことを書いています。

「中イキできなきゃダメ?」という空気が苦手だった話です。

このシリーズを書きながら、私は何度も同じところに戻ってきます。

感じることより先に、安心できること。
変わることより先に、責められないこと。
開発という言葉より先に、嫌なものを嫌と言えること。

たぶん、そこを飛ばすと苦しくなる。

体質のせいにしたほうが楽な夜もある

ここまで書いておいて、こんなことを言うのも変ですが。

体質のせいにしたほうが楽な夜も、あると思います。

「私が悪いわけじゃない。体質だから」
そう思うことで、自分を守れることもある。

だから、体質という言葉を全部否定したいわけではありません。

むしろ、体質のせいにして少し眠れるなら、それはそれで必要な言葉なのかもしれない。

ただ、その言葉しか持っていないとき、逃げ場が狭くなる気がするのです。

体質かもしれない。
疲れかもしれない。
緊張かもしれない。
知識がなかっただけかもしれない。
相手との相性かもしれない。
その日、心が別のことでいっぱいだっただけかもしれない。

理由は、ひとつじゃなくていい。

「感度が低い」という言葉の中に、あまりにも多くのものを押し込めすぎていたのかもしれません。

開発という言葉も同じです。

何かを矯正するための言葉ではなく、まだ知らない自分の反応に、少しずつ気づいていくための言葉。
そう捉えたら、前より怖くなくなりました。

それでも、怖い人は怖いままでいい。
興味が湧かない人は、そのままでいい。

知ったうえで選ばないことも、ちゃんと選択だと思うから。

第2章はここで終わりです。内側の話を続けてきたあと、次は少し踏み込んだ領域に入ります。正直、私自身も最初は引いてしまった話です。

アナル開発・前立腺開発を、距離を保ちながら眺めた次の話へ進みます。

途中で迷子になったら、女風の「開発」コラム全20記事の地図に戻ってください。どこから読んでも、たぶん大丈夫です。

ここまで読んでくれて、ありがとうございました。

これはあくまで「こんな開発もあるらしい」という紹介の話です。
やるか、やらないか、知るだけにしておくか。それを決めるのは、いつでもあなたです。

もし、急かされずに相談できる人を探しているなら、
露花というお店のセラピストのことを、少しだけ覗いてみてください。

▶ セラピスト・青のプロフィール
https://roca2024.com/ao/

▶ このシリーズ全20記事の地図
https://roca2024.com/kaihatsu-index

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