女風の開発を知る前と後でわたしの中に残ったもの

女風の開発を知る前と後でわたしの中に残ったもの

こんにちは、女性用風俗セラピストの青です。女風セラピスト歴は約3年になりました。

このシリーズで、女風の開発という言葉をずっと眺めてきました。

乳首開発、クリトリス開発、膣開発、感度開発。

少し踏み込んで、アナル開発や前立腺開発という言葉にも触れました。

書きながら何度も思ったのは、たぶん、開発という言葉そのものが強いんだろうな、ということです。

何かを変えられるような。
できないものを、できるようにされるような。
身体に対して、少し乱暴に聞こえることもある言葉。

でも、シリーズの最初に感じていた距離感と、今の距離感は少し違います。

好きになった、というより。
慣れた、というより。

言葉の奥にいる人の顔を、前より想像するようになりました。

この記事を書いた人

キャスト画像1
キャスト画像2
キャスト画像3
キャスト画像4
キャスト画像5
目次

開発という言葉の手前に、人がいる

開発という言葉だけを見ると、どうしても技術や結果の話に見えます。

感じるようになる。
中でイケるようになる。
感度が上がる。
知らなかった場所に気づく。

そういう言葉は、検索もしやすいし、見出しにもなりやすいです。
だからネットの中では、そこだけが大きく見えてしまうことがあります。

でも実際には、その手前にいろんな気持ちがあるのだと思います。

知りたいけれど、知ったら戻れない気がする。
興味があるけれど、自分から言葉にするのはためらう。
身体の話をされると、どこか採点されるようで身構える。
自分には関係ないと思っていたのに、少しだけ引っかかってしまう。

そういう小さな揺れです。

女風の開発という言葉を知る前、わたし自身も、たぶん言葉の強さのほうを先に見ていました。
何か特別な人が、特別な目的で近づく世界のように見えていたのかもしれません。

でも今は、もう少し手前を見ています。

開発したいかどうかより前に、
自分の身体のことを、誰にもちゃんと聞けなかった人がいる。
感じ方に正解があるように思って、ひとりで比べてきた人がいる。
欲しいものが変わったことを、衰えや失敗みたいに受け取ってきた人がいる。

そのことを、前より静かに考えるようになりました。

知ったからといって、近づかなくてもいい

このシリーズを書きながら、何度も立ち止まった言葉があります。

知ることと、近づくことは別でいい。

これは、開発というテーマに限らないのかもしれません。

たとえば地図を見ることがあります。
行く予定のない街の地図を、なんとなく眺める時間。
駅の名前を知って、川の位置を知って、坂が多そうだなと思う。
でも、その日に切符を買うわけではない。

それでも、地図を見たあと、その街は少しだけ知らない場所ではなくなります。

女風の開発という言葉も、少し似ている気がします。

知ったからといって、予約しなきゃいけないわけではありません。
興味を持ったからといって、すぐ誰かに委ねなきゃいけないわけでもない。
逆に、知ったうえで、やっぱり今は遠くに置いておこうと思うこともある。

それは後退ではないと思います。

自分の中で距離を測れるようになること。
これ以上はまだ近いと感じること。
ここまでは知っておきたいと思えること。

そういう小さな判断も、自分の身体を自分の側に戻す動きなのかもしれません。

最初に書いた女風の開発という言葉が苦手だった頃の話を思い返すと、あの違和感も悪いものではなかったと思います。

苦手だと思ったから、雑に扱わずに済んだ。
すぐに肯定しなかったから、慎重に言葉を選べた。
そんなふうにも感じています。

変わったのは、答えではなく見方だった

わたしの中で変わったものがあるとしたら、答えではありません。

開発はいいものです、と言い切りたいわけではない。
女風を使ったほうがいい、と背中を押したいわけでもない。
感じ方は変えられる、だから頑張ろう、という話にもしたくありません。

変わったのは、見方です。

開発という言葉を、結果だけで見なくなった。
感じる、感じないだけで人を見なくなった。
興味がある人のことも、距離を置きたい人のことも、前より同じ場所に置いて考えるようになった。

それは、現場を知っているからこそ、余計にそうなのかもしれません。

人の身体の話は、簡単に明るくできないことがあります。
でも、暗いものとして閉じ込めすぎる必要もない。
ふざけずに、煽らずに、でもなかったことにもしない。

その中間の温度を探してきたのが、この20記事だった気がします。

性の価値観が変わるというと、大きな出来事のように聞こえます。
けれど実際には、もっと小さい変化なのかもしれません。

前なら見ないふりをしていた言葉を、少しだけ読めるようになる。
誰かの話を聞いたときに、すぐ判断しないでいられる。
自分の中の興味やためらいを、どちらか片方に決めつけないで置いておける。

そのくらいの変化。

でも、そのくらいが、長く残ることもあります。

自分を満たすことを、誰かに預けてもいい日がある

開発という言葉から少し離れると、このシリーズで何度も出てきたのは、自分をどう扱うか、という話でした。

自分のために時間を使うこと。
自分の身体を知ろうとすること。
触れられることや、触れられないことを、自分で選ぶこと。
誰かに任せる日があっても、任せない日があってもいいと思えること。

それは、わがままというより、確認に近いのだと思います。

わたし青がnoteのほうで書いたものに、自分を満たすことと、満たしてもらうことは矛盾しないという話があります(青note)。

自分で自分を大切にすることと、誰かの手を借りること。
その二つは、たぶん反対ではありません。

どちらも選べる。
どちらも選ばない日があっていい。
今はまだ考えるだけでいい、という距離もある。

このシリーズでわたしが最後に残したいのは、たぶんそこです。

開発という言葉を知ったあと、あなたが何かをしなきゃいけないわけではありません。
でも、もし少しだけ見え方が変わったなら。

自分の身体や性のことを、前より乱暴に扱わずに済むなら。
誰かの言葉に急かされず、自分の速度で考えられるなら。

それだけでも、知った意味はあるのだと思います。

全体を読み返したいときは、女風の開発コラム全20記事の地図に戻れるようにしてあります。

地図は、行くためだけのものではありません。
行かない場所を、安心して行かないと決めるためにもある。

そんな気がしています。

ここまで読んでくれて、ありがとうございました。

これはあくまで「こんな開発もあるらしい」という案内の話です。
やるか、やらないか、知るだけにしておくか。それを決めるのは、いつでもあなたです。

もし、急かされずに相談できる人を探しているなら、
わたしのことを、少しだけ覗いてみてください。

▶ セラピスト・青のプロフィール
https://roca2024.com/ao/

▶ このシリーズ全20記事の地図
https://roca2024.com/kaihatsu-index

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
SNご予約・相談について

ご連絡、ご打診、日程調整等がございましたら、以下のいずれかよりお問い合わせください。

「LINEはちょっと...」という場合は、XのDMよりご連絡ください。

また、シフトを公開している日であれば、直接店舗へのご連絡でも問題ありません。

ご理解のほどよろしくお願いいたします。

目次