【埼玉ラーメン名店5選】ラーメン磐梯・麺屋かのう・丸信ラーメンなど地元人気の一杯

【埼玉ラーメン名店5選】ラーメン磐梯・麺屋かのう・丸信ラーメンなど地元人気の一杯

埼玉のラーメンと聞いて、県外の人がすぐ店名を挙げられるかというと、たぶん難しいと思います。

二郎系なら東京、家系なら横浜、味噌なら札幌。埼玉は強い看板を掲げる前に、周囲から包囲されました。立地だけ見ると、ラーメン界の中間管理職のようです。

でも、国道16号や17号を走れば、ラーメンショップの赤い看板が何度も現れる。住宅地へ入ると、夜まで明かりの消えない個人店もある。全国区の呼び名はなくても、生活に入り込んだ一杯の密度なら、埼玉はかなり濃い県です。

今回は、私が過去3年で47回通った5軒を順位にしました。

ただし、これは権威のあるランキングではありません。スープを飲んだ日の体調や、帰り道に聴いていた曲まで含めた、今日の私の順番です。来月には2位と3位が入れ替わるかもしれない。その程度の保留を残して読んでください。

▶ ラーメン以外も含めた埼玉全体のおすすめ飲食店ガイド

目次

第5位:ラーメン磐梯|営業している明かりに安心する桶川の一杯

桶川市倉田にある「ラーメン磐梯」へは、これまで7回足を運びました。

最初に訪れたときは、正直に言うと一度通り過ぎています。

年季の入った外観を見て、「今日は営業しているのだろうか」と車内から確認し、50メートルほど先で引き返しました。営業中の明かりを見つけたとき、ラーメンを食べる前から少し安心したのを覚えています。

店内はカウンターが中心で、私が座ったときは調理の音が近くに聞こえました。

注文した醤油ラーメンは、一口目から強く押してくる味ではありません。スープを口へ含むと醤油の塩気が先に触れ、その奥から動物系の丸い香りがゆっくり上がってきます。

最初の3口は、少し控えめな印象でした。

ところが麺を半分ほど食べた辺りで、スープと具材の油が混ざり、味の輪郭が少し太くなります。派手な一口目より、食べ進めた後半に店の個性が出る。私はそう感じました。

7回の訪問のうち、5回は同じ醤油ラーメンを注文しています。

別のメニューにしようと思って入店したのに、口から出る注文は毎回ほぼ同じです。人は「今日は冒険しよう」と考えながら、昨日と同じものを選ぶ。ラーメン店では特にその傾向が強い気がします。

この店が合うのは、新しい具材や強い香りを探している人より、静かに一杯を食べて帰りたい人かもしれません。

私は7回目もスープを半分ほど残す予定でした。結果として、丼の底が見えるところまで飲んでいます。予定と塩分は、なかなか管理できません。

所在地: 埼玉県桶川市倉田11-1
電話: 048-728-3944
注意: 営業時間が一定でない可能性があるため、訪問前の確認を推奨

第4位:らーめん たつ 小手指店|レンゲを置いても15秒で戻る

所沢市北中の「らーめん たつ 小手指店」には、過去2年で6回行きました。

店へ入った瞬間、豚骨スープと油の匂いがまとまって届きます。上着に残るかもしれないと思いながら、毎回そのまま席へ座っている。気にしているのか、いないのか、自分でもよく分かりません。

私がよく頼むのは「たつめん」です。

スープの一口目は、塩気が舌の中央へ届きます。その後から豚骨の重さが広がりますが、口の中を長時間占領する感じではありません。飲み込んだ後、次の一口までの間隔が自然と短くなります。

私は6回のうち4回、スープを半分以上飲みました。

健康を考えてレンゲを置きます。しかし、15秒ほどすると、また持っている。とある専門分野で16年働いてきましたが、知識と行動が一致しない例として分かりやすい人間です。

麺の硬さについては、細かく説明できる自信がありません。

食レポらしく「歯切れがよい」と書けば整いますが、正直、私は麺の硬さが分からない側の人間です。ただ、スープを含んだ麺をすすり、塩気と油が一緒に舌へ触れる瞬間なら分かる。その瞬間をもう一度確かめたくて、箸が続きます。

3回目の帰り道は、D’ERLANGERを流していました。

2曲聴き終えた辺りで水を飲んだのですが、口の中に残っていた豚骨の香りが少し戻ってきた。音楽の記憶と食べ物の記憶は、妙な場所で結びつきます。

所沢方面からさらに西部の店を巡る日には、川越エリアのラーメンや日常使いの飲食店も候補に入れています。観光地の中心から離れた川越は、ラーメンを探す日にも悪くありません。

所在地: 埼玉県所沢市北中2-150-3
電話: 04-2936-6444
定休日: 水曜日
注意: 営業時間は変更される場合があるため、遅い時間は要確認

第3位:丸信ラーメン 行田店|醤油と餃子で会話が止まった夜

行田市小見にある「丸信ラーメン 行田店」へは、これまで8回通いました。

初回はラーメンだけを頼むつもりでした。

ところが隣の席へ運ばれた餃子の焼き目を見て、約30秒後に追加注文しています。私は納豆には一切心が動かないのですが、餃子の焼き目には判断力を奪われます。

ラーメンのスープは、醤油の香りが立ちながら、後味には尖りが残りにくい印象です。

一口目で驚かせるというより、「もう一口飲んでも疲れない」方向へ整えられている。麺をすすった後にスープを飲むと、醤油の香りが少し濃くなり、最初とは別の表情になります。

私が一番好きなのは、チャーシューを食べた後のスープです。

肉の脂が舌に残った状態でレンゲを口へ運ぶと、醤油の角が一段丸くなる。チャーシューそのものを細かく分析するより、直後のスープに変化が出るところがおもしろいと思っています。

餃子は、皮へ歯を入れた瞬間に焼いた面の抵抗があり、その後から餡の温度が届きます。

初回は熱さを見誤り、口へ入れてから5秒ほど会話ができませんでした。猫舌ではないと思っていたのですが、思っていただけだったようです。

8回の訪問中、餃子を頼まなかったのは1回だけ。その日は食後、何かを忘れたような気持ちになりました。

ラーメンだけでも食事は成立しています。それでも、自分の中でラーメンと餃子が一つの組み合わせになっていたのでしょう。次の訪問では、迷わず両方注文しました。

所在地: 埼玉県行田市小見1137-1
電話: 048-556-4017
営業時間の目安: 昼営業と夜営業あり
定休日: 水曜日を基本に訪問前の確認推奨

第2位:麺処かのう|一口目より、丼の後半を覚えている

鴻巣市吹上富士見の「麺処かのう」には、過去2年で9回行きました。

初回は店へ入るまでに12分ほど待ちました。

私は行列が得意ではありません。5人並んでいるだけで「今日は別の店でもいいのでは」と考え始めます。内向的というより、待っている間の立ち位置が分からないのだと思います。

その日は帰ろうか迷いましたが、前に並んでいた年配の男性が「今日は短いほうだよ」と連れの方へ話しているのを聞き、残ることにしました。

注文した一杯は、一口目よりも後半が印象に残りました。

最初はスープの旨みと塩気が別々に届きます。麺を食べ、具材へ箸を伸ばすうちに温度が少し下がると、香りの輪郭が分かりやすくなる。熱いうちに勢いで食べるより、途中で速度を落としたほうが私は好きでした。

9回のうち、3回は食べる途中で箸を30秒ほど置いています。

味に飽きたからではありません。温度が変わったスープを確かめたかったからです。もっとも、周囲から見れば、ただ考え込んでいる人だったでしょう。

麺の存在感はありますが、スープだけが後ろへ下がる感じでもありません。

麺を噛んだ後にスープを飲むと、先ほどまで気づかなかった香りが浮いてくる。食べる順番で印象が変わるため、私は毎回少しだけ試し方を変えています。

鴻巣は、ひな人形の町という説明が先に出ます。

巨大なひな壇を見上げると、情報量の多さに少し圧倒される。でも、ラーメンを目的に吹上まで走ると、鴻巣には日常的に通いたくなる別の顔があると分かります。

鴻巣と坂戸のラーメンを続けて探したい方には、坂戸・鴻巣ラーメンエリアで私が立ち寄った店も書きました。

所在地: 埼玉県鴻巣市吹上富士見1-16-18
電話: 048-511-7507
営業時間の目安: 昼営業・夜営業あり
定休日: 火曜日
注意: 月曜日は夜の閉店時間が異なる場合あり

第1位:ラーメンショップ坂戸店|朝9時のネギで一日を始める

今日の私が1位に置くのは、「ラーメンショップ坂戸店」です。

過去3年で17回訪れました。この5軒の中では、通った回数が最も多い店です。

ラーメンショップは、赤い看板だけ見れば同じ店に見えます。

でも、実際に何店舗か巡ると、スープの濃さ、ネギの味付け、麺の印象が少しずつ違います。同じ看板なのに同じ一杯ではない。その微妙な差を確かめ始めると、思った以上に奥があります。

坂戸店で私がよく注文するのはネギラーメンです。

白髪ネギを口へ運ぶと、最初に調味料と油の香りが届き、噛んだ後からネギの辛みが追いかけてきます。そのまま食べると輪郭が強い。スープへ沈めて20秒ほど待つと、辛みが落ち着き、豚骨醤油の味となじんできます。

私は17回のうち、11回ネギラーメンを選びました。

最初の頃はネギをすぐ食べていましたが、4回目から半分ほどスープへ沈めるようになりました。6回目には、最初に食べる分と後半まで残す分を分けています。

何を真剣に研究しているのだ、と自分でも思います。

本業で数字を扱う癖が、休日のネギにまで出ている。とはいえ、この食べ方にしてから、一杯の前半と後半で味の変化を楽しめるようになりました。

朝9時台に訪れたことも3回あります。

午前中からラーメンを食べると、一日を少し早く使い切った気持ちになります。ただ、店を出てもまだ10時前。そこから買い物へ行くことも、川越方面へ走ることもできる。朝のラーメンには、夜中の一杯とは違う自由があります。

埼玉はチェーンの聖地として語られることがあります。

個性がないように聞こえるかもしれない。でも、同じ看板の下で店ごとの違いを残し、生活道路の近くで朝から一杯を出してくれる。その身近さこそ、埼玉のラーメン文化だと私は思っています。

誰にとっても1位かどうかは分かりません。

濃さや油が合わない人もいるでしょう。それでも私は3年で17回戻っています。私にとっては、その回数が一番正直な答えです。

所在地: 埼玉県坂戸市石井2803-1
電話: 049-282-0014
営業時間の目安: 9:00~19:00
定休日: 木曜日
注意: 営業時間は変更される場合があるため要確認

ランキングの外側で

5軒を並べながら、結局のところ、ラーメンは順位だけで選ぶ食べ物ではないと感じています。

朝に食べたい一杯と、仕事の後に欲しくなる一杯は違います。静かに醤油を飲みたい日もあれば、ネギと油で頭を切り替えたい夜もある。今日の1位が、明日の体調では3位になるかもしれません。

埼玉のラーメンといえば何かと聞かれて、他県の人が答えられる店は多くない。

でも、桶川、所沢、行田、鴻巣、坂戸と車を走らせれば、それぞれの町に戻りたくなる一杯があります。全国共通の看板がなくても、47回分の帰り道が私の中には残っている。それでいいのだと思います。

海はないし、ラーメンの有名なご当地名もない。けれど、国道沿いの赤い看板から住宅地の小さな店まで、自分の生活に合う一杯を探せる。これがあるから、私は埼玉に住んでいます。

そして、少しだけラーメンの外側の話をします。

私は埼玉県内を移動しながら、月に数日、セラピストとして活動しています。ラーメンを47回食べた話と、人に触れる仕事がきれいにつながるわけではありません。

ただ、相手の好みを決めつけないこと、急いで結論を出さないこと、合わない可能性も正直に残すこと。その辺りは、食べ物について書くときも、人と会うときも変わらないつもりです。

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>>プロフィールはこちらから | 女風セラピスト 青(アオ)|東京・埼玉

ラーメンの話より、もう少し私自身を知りたい方へ

40歳、埼玉出身。本業を続けながら、月に数日だけセラピストとして活動しています。予約を決める前に、どんな人間なのかを確かめるためのページです。

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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

私は埼玉出身の40歳、地元の飲食店を巡りながら、月に2〜3日だけ「もう一つの仕事」もしています。埼玉のことを、たぶん誰よりも自虐的に、そして誰よりも愛して書いている自覚があります。

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