さて。
たこ焼きの中身がタコじゃない場合
それを果たして「たこ焼き」と呼んでいいのか。
深夜の脳に
なぜか
艶めいて響く
定番の、どうでもいい問い。
表面は熱くて
丸くて
一口サイズでちょうどよくて。
でも中身を開けてみるまで
本当のところなんてわからない。
しかも中身が違えば
触れたときのとろみも温度も
舌に乗せた瞬間のとろけ方も変わる。
期待とのズレが快感に変わるか、落胆に変わるか。
だから
タコが入ってなくても
美味しいなら、
感じられるなら、
それはもう「たこ焼き」でいいんじゃないか?
シェイクスピアがジュリエットにこう言わせている。
「薔薇が美しいのは薔薇という名前だからじゃない」
僕たちの見た目や年齢や肩書きがどんなものであっても
あなたはあなたで
僕は僕だ。
名前より
外見より
中に何が入っていて
どうとろけて
どう満ちていくかの方が重要でしょ?
おやすみ。またね。
露花 俊介

