嫉妬は
弱さでも
醜さでもない。
「誰かに選ばれたい」
そう願う人間らしさの濃度が高い場所だからこそ
自然に生まれてしまうものだ。
あなたが誰かを想うとき
胸がざわつくあの感覚。
僕らセラピストも
ときどき同じ場所で立ちすくむ。
前に出るつもりはなくても
心のどこかで比較される恐怖を感じる。
選ばれたい気持ちと
プロとしての距離感のあいだで揺れる。
嫉妬は
透明な刃物みたいに鋭くて
でもどこか温かい。
それは「つながりたい」という気持ちの裏返しだから。
この世界が
嫉妬から完全に自由になることはない。
セラピストも、女性も
心が動くという現象において
同じ生き物なんだ。
僕は僕の嫉妬を否定しない。
この界隈の中で
その気持ちの重さと美しさの両方を
ちゃんと引き受けていきたい。
露花 俊介

